百獣戦隊ガオレンジャーより・テトムのティアラ

友達の川崎まりあさんの依頼で作りました。
(僕が作ってみたかったというのが強かったかもw)



使用した材料・

・プラ版
・針金(「自遊自在」という針金のメタルカラーを使いました。太さは何種類かあったのですが、どれを選んだか忘れてしまいました;)
・エポキシパテ(タミヤ製とセメダイン社製・木部用の2種類を使用)
・ラッカーパテ(俗に言う「タミヤパテ」チューブ入りのヤツです)
・SSP−HG(アルテコ社製「瞬間接着パテ」というものです)
・セメダイン社製のエポキシ系接着剤(硬化時間10分)
・アクリルの玉

塗料(全てグンゼ産業のラッカースプレー)
・シルバー
・クリアーブルー
・クリアー(光沢)



使用した工具

・カッターナイフ
・デザインナイフ
・ハサミ
・棒やすり
・紙やすり



材料、工具共に全て東急ハンズで揃います。
ただ、一般の模型店、ホームセンター系のほうがハンズより安いです。
近場を探して見つからなかったらハンズで買う、ってのが経済的かもw


まず大まかな図面を引きます。
ガオレンジャーのビデオを観ながら(オープニングのテトムのアップを参考にしました)サイズを決めつつ引いていきます。
個人的にはマス目のある紙の方が左右対称をフリーハンドでも出しやすいのでよく使います。




型紙を元にプラ板(1_)を切ります。
カッターで切ってもよかったんですけど、ホントに芯にしかならないので荒くても良いということでハサミで切りました。
ハサミが痛みますので専用のハサミ(僕はタミヤの曲線ハサミを使いました)を使うといいかと。
結構力が要るので怪我をしないように。




切ったプラ板はおでこにあたる部分なので曲面でないとフィットしません。
なので緩くカーブをつけます。
割と軽い力でプラ板を曲げるだけで曲線は出るかと思います。




角度的に見えづらいですが針金をプラ板に接着します。
強力なエポキシ接着剤を使用しました。
写真では針金が2本接着されていますが、1本1本別々に着けないと上手くいきません。
また、エポキシ接着剤は固まるまでに若干時間がかかるので(僕は硬化時間が10分程度のものを使いました)
それまでの間面倒ですが手で押さえました。
テープで止めておくと知らないうちにずれて固まりそうな気がしたので…




ちょっと写真の都合で手順が飛んでしまって申し訳無いのですが、1つ前の写真にエポキシパテを盛って整形しました。
エポキシパテの整形はコツというのは無いような気がします。
やり方も人それぞれだと思いますし、最終的に自分が良いと思うまで盛って削ってを繰り返すに尽きるかと。
尚、この手順の最中に改めてガオレンのビデオを何回も観返しつつ形出しを。
中央の窪みは宝玉をはめ込む所です。鉛筆で位置を決めて、彫刻刀で彫りました。




赤い部分をカッター、デザインナイフ等で彫り、針金を入れるスペースを確保します。
エポキシ接着剤は強力ですが、念のため深めに彫っておくと良いかと。
針金は下の2本は後ろを余分に残しておいたので後で切って長さ調節が出来るのですが、
今回の部分は1つの円となっているので長さをキッチリ決めないと後々の修正がツライです。
僕は他人のを作っているので何ともいえませんが、自分で自分のを作るという場合は実際に頭に装着しつつ大きさを決めていくのが確実です。
これも接着時は手で押さえていました。




接着した針金にエポキシパテを盛ります。
パテの色が違うのは別のメーカーの物を使ったからです。
黄色いのはタミヤのエポキシパテで、セメダインのパテよりも硬さがあります。
(その分削りが大変だったり、逆に割れやすい等のデメリットもありますが、その辺は適材適所の精神で)

そしてこの時点でSSP−HG、ラッカーパテ等を使って細かな傷埋めを行います。
埋めて→紙やすりで表面を磨いて→傷が残っていたらまた埋めてを、傷が消えるまで繰り返します。
この作業の丁寧さで最終的な仕上がりに格段の違いがでると思っています。

…と書きながら時間の都合上納得いくまで傷埋めが出来ませんでした。




銀を塗ります。
全体ではなく、パテを盛った部分のみに。
針金部分はマスキングテープを貼って色がつかないようにしましょう。
でないとぐにゃぐにゃ曲げた時に塗装がひび割れてはがれてしまいます。
(まあそんなに激しく曲げる事はしないと思いますけれどw)
そして銀が乾いたらクリアーを吹いて塗膜を保護します。
また、クリアーを吹く事によって髪の毛に銀色がつかないように、という目的もあります。

本来ならもっとピカピカ光ったメッキの様な色合いだったのですが、そういう色合いのカラーを持っていませんでした;
塗装が終わったらアクリルの玉を接着します。




宝玉はいい形のものが売っていなかったのでエポキシパテで製作。
型をとって透明な材質に置き換えるのがベストだったのでしょうけど、予算と時間の関係で断念。
下地に銀を吹いて、その上からクリアーブルー、そして最後にクリアーを何回か吹いて強めのツヤが出るようにしています。
(注意・クリアーブルーを何回も吹くと濃すぎる青になってしまいますので上手く調節してください)





宝玉を接着し、アクリルの玉とチェーンを取り付けて完成。



反省

写真で見ても分かるほどに表面の傷が目立ちますね。
表面処理はもう、技術というよりも根気と丁寧さの方が必要とされる作業なのですが…

形も実は実際のものと違う箇所が結構あります。
製作中に何度も
「1枚で良いからテトムの写真が欲しい」
と思いました。

どうも動画というのは苦手です;
(ビデオは不調で1時停止が出来なかった・涙)

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